株式会社1009(Claudio Pandiani)とサプライヤー契約を結ぶアスリートと弊社スタッフ堤による対談企画。今回はJ2水戸ホーリーホック所属の楠本卓海、曽根田穣の両選手が登場です。共に2022年シーズンから水戸に加入した同期2人にプロ選手としてのターニングポイントやお互いの印象などを聞きました。ぜひご覧ください!

 

 

 

楠本卓海(くすもと・たくみ)
1995年12月10日生まれ。26歳。東京都出身。
2018年、東京国際大からレノファ山口FCに加入。2022年に水戸へ完全移籍した。

◇曽根田穣(そねだ・ゆたか)
1994年8月29日生まれ。28歳。愛媛県出身。
2017年、びわこ成蹊スポーツ大からヴァンフォーレ甲府に加入。京都サンガF.C.を経て、2022年に水戸へ完全移籍した。

ユニフォームの着こなしや、服選びのポイントは?

――本日はよろしくお願いいたします。みなさんに伺っていますが、まずは弊社ブランド、クラウディオパンディアーニのイメージを教えて下さい。

楠本卓海(以下、楠本):僕は水戸に来る前から知っていて、それこそレノファ山口FCにいたときに(弊社契約選手)佐藤謙介選手がよく着ていたり、SNSに投稿していたので可愛いなと思いながら見ていました。

曽根田穣(以下、曽根田):自分ももともと知っていて可愛いと思っていたのと、JERRYさんコラボシリーズのデザインTシャツを持っていておしゃれだなと思っていました。

――今後、どのような服を着てみたいですか?

曽根田:Tシャツとパンツとかのセットアップを着たいですね。服が好きで(弊社契約選手)金久保順選手みたいになりたいです。

楠本:シンプルなものを着ることが多いので、曽根田さんと同じになっちゃいますがセットアップを着たいですね。

 

――試合時のユニフォームの着こなしでこだわっていることはありますか?

楠本:暑がりなのでインナーは絶対に着ないですね。あとは試合前にソックスのふくらはぎの部分を水で濡らします。

 

――それはどうして濡らすんですか?

楠本:濡らしておくと締め付けが緩くなって、ふくらはぎが攣るのを防止するためにやっています。

曽根田:僕は(背が低く足が短いので)できるだけ足が長く見えるよう毎試合努力しています(笑)

 

――普段、服を選ぶ際にはどのようなポイントを意識していますか?

曽根田:僕は暗い色の靴が似合わないので、白いスニーカーをよく履いてます。でも最近はセットアップにはまってます。

楠本:僕は白い靴が好きっていうのがあります。スパイクもそうなんですけど、黒い靴を履いていると足元を見たときに気が重くなる気がして…。だから明るい靴を。明るいといってもほとんど白ですけど。(笑)

曽根田:あと、背高く見せたいので厚底の靴履いてます(笑)

 

 

転機は「歯を食いしばって頑張った1年間」

――お二人がプロサッカー選手を意識したのはいつごろでしたか?

曽根田:僕はジュニアユース、ユースと愛媛FCで、大学はびわこ成蹊スポーツ大学だったんですけど、最初に愛媛FCのアカデミーに入った時点でプロを意識していました。

楠本:僕がプロを目指したのは高校3年生の時。セレクションがあって、そこから漠然と目指すというようになって、真剣に目指し始めたのは大学に入ってからですね。レノファ山口FCに入ったきっかけも最初は練習参加の人数合わせという感じで、大分トリニータとの練習試合でたまたま声がかかった。練習生よりも下の段階で行ったんですけど、当時の監督に評価してもらえました。

――サッカー人生においての転機はありましたか?

曽根田:ヴァンフォーレ甲府で過ごしたプロ1年目ですね。その時は全然試合に出れていませんでした。そのシーズンにチームもJ2に降格してしまったんですけど、、それでも歯を食いしばって頑張った1年間があったんで、それが今に生きてるなと思います。

楠本:僕は山口でのプロ2年目ですかね。結構試合に出させてもらって、得点にもたくさん絡めました。曽根くんも言っていたように、歯を食いしばって自分と向き合った時間があって、今があると思っています。

――せっかくお二人ということで…お互いの印象をお伺いしてもいいですか?

曽根田:最初の印象はどうだったかな…(笑)

楠本:僕の第一印象は新人研修ですね。新人研修で曽根くんのこと見たことあるんすけど、なんかやたらこっち見てニヤニヤしてたので、なんだこの人とは思っていました(笑)

いざ同じチームになってみると、スイッチが入ったらめっちゃ喋るし、意外といじられ待ちだし、ギャップが多い先輩でした。

曽根田:僕は水戸に来てからなんですけど、おとなしそうな印象でした。実際、真面目です。真面目で、つまらないですよ(笑)。

楠本:つまらないっていうのは曽根くんが引き出してくれていないというのもありますよ(笑)

 

 

――水戸のチームメートで、印象的な選手はいますか?

曽根田:「うまい選手」でいうとやっぱり(金久保)順さんが一番です。もちろんテクニックもあるけど、順さんがピッチに入るとボールが流れるように動きます。順さんとは京都時代から一緒にやってましたから。クス(楠本)はあまり背は高くないですけど、ヘディングが強いんですよね。ジャンプが高い。

楠本:僕が尊敬する人はやっぱり(本間)幸司さんですね。

曽根田:俺でいいやん(笑)。

楠本:幸司さんはピッチに誰よりも早く来て、身体を作って…。

曽根田:俺も早く来てるやん(笑)

楠本:なんなら遅いほうやん(笑)。幸司さんは練習から100%でやっているのを見ていて感じます。ポジションが近いというのもあると思います。曽根くんのうまいなと思うプレーは色々あるんですけど、後ろの選手からしてやっぱり守備の部分がすごく助かります。一対一も意外と強いんです。

曽根田:意外なの?(笑)

「スタジアムでサポーターに挨拶行くと…」水戸で感じたサポーターとの“距離の近さ”

――お二人とも移籍を経験されていますが、水戸のファン・サポーターの印象についても教えて下さい。

曽根田:ケーズデンキスタジアム水戸でサポーターに挨拶行くと、めちゃくちゃ(スタンドとの)距離が近いんです。なので勝てば喜んでくれるのがよく伝わるし、負けたときのなんとも言えないあの雰囲気もよく伝わってきます。そういう距離の近さは、このチームならではかなと思います。

楠本:先に言われちゃいましたけど(前所属の)山口のスタジアムはスタンドが遠かったので、確かにそこの勝った負けたの雰囲気をすごく直に感じるのはあると思います。

――では、最後に後半戦に向けて意気込みをお願いします。

曽根田:前半戦4得点だったので、後半戦も4得点取りたいなと思います。

楠本:僕は前半戦1点だったんで、2点取れればなと。

曽根田:何でそっちなん(笑)

楠本:やっぱり失点をゼロで抑える試合を増やしていきたいっていうのが真面目な目標です。ゼロに押さえればチームが負けることはないですからね。

曽根田:チームとしてはやっぱり(プレーオフ圏内の)6位以内に入ること。これに尽きますね。

 

――曽根田選手、楠本選手、ありがとうございました!

取材日:6月16日

<聞き手>・堤 三優菜(つつみ・みゆな)
<文・編集>・石川遼