株式会社1009(※soccer junky/Claudio Pandiani)とサプライヤー契約を結ぶアスリートと、弊社スタッフ堤による対談企画がスタート!
記念すべき第1回目に登場するのは、J2大分トリニータのMF野村直輝選手です。陽気なキャラクターで知られる野村選手ならではの視点でファンションやサッカーについて語っていただきました。プロを目指す子どもたちへのメッセージも必見です。
◇野村直輝(のむら・なおき)
1991年生まれ。山口県出身。31歳。
2014年に日本経済大学から横浜FCに加入。主軸選手として活躍した。徳島ヴォルティスを経て、2020年に移籍した大分トリニータではエースナンバー「10」を背負ってプレーしている。
◇堤 三優菜(つつみ・みゆな)
2021年6月、株式会社1009入社。
あらゆるスポーツをこよなく愛する弊社期待の若手ホープ。
特にJリーグが大好きで日本全国のサッカースタジアムに行くことが目標です!
――よろしくお願いいたします。まずは「soccer junky」「claudio pandiani」に対する印象を聞かせてください。
野村直輝選手(以下、野村):いつもたくさんのパンディアーニくんたちを送っていただいてありがとうございます。最初のころは「横浜FCのブランドだ」と言われることもありましたけど、僕はブランドを背負って着させてもらっています。やっぱり着心地はとてもいいですね。特に夏はシンプルな格好をするのが好きなので、サッカーナッツを着るときはおしゃれにスニーカーと合わせたりとコーディネートも意識しています。
――周囲の方の反応はいかがですか?
野村:やっぱり犬(クラウディオパンディアーニ)のロゴが可愛いねという声は多いです。「大分県内で買える店はないの?」と聞かれることもありますし、クラブハウス周辺ではサッカージャンキーのリュックを背負った学生を見かけることもあります。
――サッカーナッツのお気に入りポイントはどんなところですか?
野村:このピーナッツのキャラが可愛いくて、他のブランドにはないキャラクターだなと思っていて気に入ってます。
――ナディアグリーンのデザインが好きだとおっしゃってましたね。
野村:僕は練習着でも明るくて目立つものが好きなんです。オフシーズンに地元の子どもたちとサッカーするときなどに着させてもらっていたんですけど、どこに行っても評判が良かったです。あの明るい色はまさにサッカージャンキーならでは。デザイン的なインパクトが大きくて、大分でも認知度は高いと思います。
――サッカーをするときのウェアを選ぶポイントはありますか?
野村:やっぱりまずは動きやすさが一番大事だと思っています。シャカシャカしているナイロン生地よりは、伸び縮みする素材だったり、吸汗性のあるものが僕は好きです。
あと冬はいつもネックウォーマーをして練習していたんですけど、動いているうちに下がってきてただの首輪みたいになっちゃうことがあるんですよ。でも、昨年サッカージャンキーさんに頂いたウェアで、首まで覆うデザインの練習着があって、それはすごく良かったです。これまでありそうでなかったと思います。
ジャンキーさんの服は着ているだけでもおしゃれな雰囲気を出せるんです。昔からある王道のブランドももちろんいいですが、ジャンキーさんを着ていたら一目置かれる存在になれると思います。僕自身、周りと同じというのはあまり好きじゃないですし、他とは違いを出したいと思っているのでまさにピッタリです。
――JERRYさんとコラボレーションしたグラフィックTシャツも着ていただいています。
野村:これもやっぱり特徴的なデザインがいいですよね。遊び心あるジャンキーさんらしさが出ている。昔からサッカーやっている人のツボにハマるイラストが多いんじゃないかなと思います。僕も一目惚れでした。
※SJ22B01/半袖TEE/ホワイト/Mサイズ
※SNW174/ハーフパンツ/ヘザーグレー/Mサイズ(現在品切れ中)
――試合中のユニフォームの着こなしに関してこだわりはありますか?
野村:長いソックスの下半分を切って、スパイクの中でよりグリップが効くように別のソックスを履くようにしています。本当は膝の上までソックス上げたいタイプなんですけど、疲れてきたり何かしっくりこないなと思うと結局下ろしてしまいます。クリスティアーノ・ロナウドやネイマールみたいなスタイルを真似したいですけど、プレー中は膝を覆っていると少し気になってしまって…。ピッチに入場する時はちゃんと膝のお皿の上ぐらいまで上げてるんですけどね(笑)。
――野村選手がプロ選手を目指したきっかけを教えて下さい。
野村:僕は大学生になるまでサッカー選手になろうと本気で考えてはいませんでした。僕は山口県出身で、県選抜にも入ったりはしてたんですけど、プロ選手との関わりがほとんどなかった。ある時、隣の広島県でプレーしている同世代の代表候補選手たちと対戦したことがあったんですけど、その時にレベルの違いを感じました。ちょっとレベルが違いすぎて、自分の中で諦めもありました。
――それでも今はこうしてプロ選手として活躍されています。どこかで転機があったのですか?
野村:高校を卒業するときにJFLクラブの練習にも参加したんですけど、どこにも取ってもらえませんでした。工業高校の造船科だったので、最終的には地元の造船所に就職するか大学に行ってサッカーを続けるかの二択で(日本経済)大学進学を選びました。
大学では九州の強豪校の選手たちが何人かいる中でも意外とやれるかもと感じました。大学リーグでも1年生の時から試合に出られていて、ある時スカウトの方の目に留まって当時はまだJ2だったサガン鳥栖の練習に誘われました。結局、鳥栖には行けませんでしたけど、練習でも自分が通用するんだというのを感じて、そこから一気にスイッチが入りましたね。
――練習参加で通用したと感じたのはどのような部分でしたか?
野村:プロ選手と一緒にプレーする中でもミスなくプレーできたのが大きかったと思います。これといって存在感を発揮できたというわけではなかったと思いますけど、かなりの自信に繋がりました。そこから何回か練習に呼んでもらって、参加するたびに自分の中で「これはできた。これはできていない」と感覚を掴んでいった感じですね。
――プロになれる選手となれない選手の差は紙一重だと思います。それを分けるものはなんでしょうか?
野村:やっぱり運とタイミングはあると思うんです。勝負強さというか。プロになる選手はみんな狭き門を通ってきたと思いますけど、その門にグッと入っていけるかどうかの最後の一歩のところ。当たり前のことかもしれないですけど、普段からどれだけ積み重ねられるかが大事なんじゃないかなと思っていましたね。
――今、プロを目指している子どもたちに伝えることがあるとすれば、どんなことを伝えますか?
野村:どんな状況になっても、サッカーを好きであってほしいですね。本当にプロ選手になりたいという思いが強ければ、そこから逆算した生活になると思います。なので自分が必要と思うことを信じて続けてほしいです。自分が肌で感じたこととか、そのときに思ったことの積み重ねが大事ですから。
僕は、地元の友達からしても「お前、本当にサッカー選手になっちゃったね」みたいな感じだったと思います。一方で、いわゆるエリート街道を歩んでプロになる選手もいるし、プロまでの道のりは人それぞれです。だからこそ、プロになるという強い思いに向かって真っ直ぐに突き進んでほしいなと思います。
――今は選手が自らSNSで発信をすることも多い時代ですが、野村選手は発信する際に気をつけていることはありますか?
野村:選手の立場から「誰にでもプロになれるチャンスはある」と伝えていきたいと思っています。中高生が真剣な悩みをDMで送ってきてくれることがあるのですが、僕が教えられる限りの真実を伝えるようにしています。夢を与えるだけではなく、当然厳しいこともあるよということを伝えます。
――そうなんですね。ファンやサポーターからのDMには全て返事をしていらっしゃるんですか?
野村:そういう真剣な相談だったり質問には基本的に返すようにしていますよ。
※SNW168/半袖TEE/ブラック/Mサイズ
※SNW173/ナイロンショートパンツ/ブラック/Mサイズ
――大分トリニータには2020年から在籍しています。チームの印象を教えていただけますか?
野村:大分はプロになって3チーム目ですけど、クラブによってチームの特色も雰囲気も全く異なります。徳島ヴォルティスとも横浜FCとも全然違って、サポーターや地域の人との距離がすごく近いのが印象的です。どこへ行っても「野村選手、頑張って」と声をかけてもらえますね。チームの中でも、厳しい上下関係などはあまりなく、若い選手も年長の選手と積極的にコミュニケーションをとってフランクに接している印象です。
――野村選手もこの4月で31歳になり、年長選手の立場だと思います。チームの中での役割も変わってきましたか?
野村:自分としてはそこまで大きくは変わらないつもりですけど、やはり年齢がそうさせるというか、昔のように好き勝手にプレーしているだけではいられないという感覚にはなってきました。でも、サッカー中だけはいつまでも若くいたいなと思っていますし、今後も相手に負けたくないという気持ちは前面に押し出していきたいなと思います。色々なベテランの選手たちを今まで間近で見てきました。カズさん(三浦知良選手)や南くん(南雄太選手)がそうですけど、みんな歳を取っても変わらない情熱が溢れていましたから。そこはお手本にしていきたいです。
――今シーズンは怪我もあって序盤戦は欠場が続いていましたが、復帰後は目覚ましい活躍です。ご自身のパフォーマンスについてはいかがですか?
野村:復帰してすぐに2点取れましたけど、コンディションがまだ100%ではないなかで結果が出たという感覚です。無理をしているわけではないですけど、まだギリギリ試合に出れているというレベルだと思います。もう少し体のコンディションが整ってくれば、さらにプレーの幅は広がるかなと思います。試合勘も試合に出る中で、取り戻せてきた感覚はあります。
――最後にファン目線からの質問をさせてください。スタンドから選手に気づいてもらうにはどうしたらいいですか?
野村:自分のグッズを持ってくれてる人には手を振りますよ。10番のユニフォームとかタオル、ゲーフラを持ってくれている人のアクションに対しては、できるだけ反応するようにはしてます。やっぱり推しの選手のグッズを持つことが一番わかりやすいですよね。
――コロナ禍でサポーターの声出しにも制限がかかってしまいました。選手としてはどのように感じていますか?
野村:やっぱりコロナになってお客さんが制限されたことでピッチから見える景色は変わりましたね。臨場感が減ってしまったのは選手としても気になります。応援って本当にすごく力になるんですよ。サポーターの皆さんが応援してくれるから、本来持ってるもの以上の力を出せることがあるんです。早く以前の日常が戻ってきてほしいですね。
※SNW169/半袖TEE/アイスグレー/Mサイズ(現在品切れ中)
※SNW173/ナイロンショートパンツ/ブラック/Mサイズ
――野村選手、ありがとうございました。
今回の野村さんのインタビューで着用していたウェアなどはコチラにまとめて記載しております。