株式会社1009(Claudio Pandiani)とサプライヤー契約を結ぶアスリートと弊社スタッフ堤による対談企画。今回は元日本代表の父・高木琢也氏とのコラボ商品も発売するJ3愛媛FC所属の高木利弥選手の登場です。

 

 

 

◇高木利弥(たかぎ・としや)
1992年生まれ。広島県出身。29歳
父・高木琢也の移籍により東京へ転居。FC東京U-15深川に加入、帝京高校を卒業後神奈川大学へ進学。
2015年モンテディオ山形でプロデビューをした。ジェフユナイテッド市原・千葉、柏レイソル、松本山雅FCを経て今シーズンから愛媛FCに完全移籍加入。高い身体能力と推進力を活かしたプレーが特徴。

 

 

――高木選手、本日はよろしくお願いします。着用いただいているClaudio Pandianiに対して、どのようなイメージをもっていらっしゃいますか?

高木利弥選手(以下、高木):やっぱり可愛らしいですよね。スポーツブランドはシックで、格好いいというイメージがありましたけど(キャラクターの)クラウディオ・パンディアーニくんがいることで可愛らしく、愛嬌が出ますよね。周りの人からも「可愛いね」と言われますし、色使いにもこだわりを感じます。

 

――機能面などでお気に入りのウェアはありますか?

高木:個人的にはスウェットのセットアップはお気に入りでしたね。

※CP20552/Dryスウェットプルパーカー/ブラック/Lサイズ(現在は品切れ中)
※CP20554/ Dryスウェットパンツ/ブラック/Lサイズ(現在は品切れ中)

――高木選手にはご自身が運営しているサッカースクール「H∞PE(ホープ)」でも、弊社のウェアを着用いただいています。スクールでの反響はいかがでしょう?

高木:黒とか白とかネイビーなど定番の色はもちろん人気なんですけど、イエローとかピンクのようなカラフルなウェアも人気ですね。まさにサッカージャンキーならではのデザインという感じがしています。

 

※CP20208 /ビブス/ サックス/ Fサイズ
※CP20073 / トレーニングパンツ/ ブラック/ Lサイズ

――サッカージャンキーでは「アジアの大砲」と呼ばれた高木琢也監督との親子コラボグッズも作らせていただきました。

高木:親子でのコラボグッズを出しているクラブなんてサッカー界でもほとんどないと思います。せっかくならオリジナリティーがあるものを作りたいとご相談させていただき、サッカージャンキーさんにイラストを描いていただけるということになりました。完成したイラストを見せていただきましたけど、すごく個性的で、イラストレーターのJerryさんならではのイラストに仕上がっていたので完成がすごく楽しみです。本当にありがたいです。感謝しています。

――お父さま(高木琢也)の現役時代はまだ物心もついておらず、プレーを見たのは後になってからだと思いますが、どのような印象をお持ちですか?

高木:もちろん当時の記憶は残っていないですけど、映像などでは見たことがあります。父は身長が185センチくらいあって、体もゴツかった。当時の日本人でそういう選手があまりいなくて目立っていて、ヘディングがめちゃくちゃ強かったというのはよく聞いていました。ただ、技術的に「うまかった」というのはあまり聞かないですね(笑)

 

「サッカーを楽しまないと意味がない」 未来のJリーガーたちに伝えたい思い

 

――高木選手がプロ選手になろうと意識したタイミングはいつ頃でしたか?

高木:僕は挫折が多いほうだと思いますし、エリート街道を歩んできたわけではありません。入団テストに落ちたり、目指していた高校や大学に行けなかったとか、そういうことばかりの選手でした。だからこそハングリー精神を持てたという部分もあると思います。プロのことを意識したタイミングはなくて、正直なれるとも思っていなかったんです。大学4年の時にはJリーグの練習会に参加させてもらいながら、同時に就職活動もしていたくらいです。色々な人の支えがあってやってこれたというのが率直なところですね。

 

――そうだったんですね。それでは、どのような経緯でモンテディオ山形に加入することになったのですか?

高木:現日本代表の伊東純也が同じ大学(神奈川大学)なんですけど、ある時山形のスカウトの方が彼を見に来ていたんです。その時の試合で偶然僕にも目に留めていただいて、伊東純也と一緒に「練習に来ないか」と誘われました。それで2人で何日間か練習に参加させてもらって、オファーを頂きました。僕にとってはJクラブで最初にオファーをしてくれたのが山形で「行きます」とすぐに答えました。

――紆余曲折を経てプロサッカー選手になり、今はスクールを運営して子どもたちにサッカーを教える立場です。子どもたちにはどんなことを伝えていきたいですか?

高木:今はスクールの子どもたちとオンラインで交流することが結構ありますが、そういう時に子どもたちに話すのはまず「サッカーを楽しまないと意味がない」ということです。もちろん技術的なことを教えるのは大切ですが、スタッフの方々にも「楽しむことの重要性を子どもたちに伝えてほしい」と常々言ってきました。プロサッカー選手は結果を求められる職業で、どうしても辛い思いをすることもあるし、僕自身もサッカーを楽しめてないなと感じる時もありました。だからこそ子どもたちには楽しむことを忘れないでほしいんです。

――「サッカーを楽しむ」。そのために具体的にはどのようなことを取り入れていますか?

高木:まずは「ミスをたくさんしてくれ」と言います。何度も失敗をして、そこから自分なりに考えてできるようになることで楽しさを感じてほしいです。他にはレクリエーション的なメニューを取り入れてみたりと、子どもたちに好奇心を持ってもらえるように工夫をしてやっています。

目標はまずJ2昇格…「早くスタジアムでチャントが聞けるように

 

――私はJリーグが好きで、実際にスタジアムにも足を運ぶのですが、ピッチからスタンドのファンのことは見えているものですが。

高木:そうですね。やっぱりゲーフラ(ゲームフラッグ)を掲げてくれるとわかりやすいですよ。一般的なゲーフラは選手の名前とかイラストだと思いますけど、それとはちょっと違ったものを作ってくれたら印象に残るかもしれないです(笑)

――これまで、ファンやサポーターに言われて嬉しかった言葉はありますか?

高木:愛媛の人は温かくて、SNSでもメッセージをいただくんですけど、とても前向きなコメントが多いです。僕は性格的にネガティブなコメントをもらうと少しシュンとしてしまうタイプなので、ポジティブなことを言ってもらえるのは本当に嬉しいです。

――DMなどファンからのメッセージにはリアクションをされるんですか?

高木:この2年くらいはなるべく全部に返すようにしています。

――この2年というと、やはりコロナ禍の影響はありますか?

高木:そうですね。そのタイミングでSNSを始めた選手も多かったですからね。無観客試合はやっぱり寂しいですからね。本当に早くスタジアムでチャントが聞けるようになってほしいですね。

※CP20072 / トレーニングジャケット/ ブラック/ Lサイズ
※CP20073 / トレーニングパンツ/ ブラック/ Lサイズ

――では、最後に今シーズンの目標を教えて下さい。

高木:愛媛FCは去年J2リーグからJ3リーグに降格してしまったので、今年はしっかりと1年でJ2に復帰するということ。そして、そのなかでリーグ優勝を狙っていくというのが目標です。そこに自分がたくさん関わるためにも、まずは試合にたくさん出たいですね。試合に出て、チームに貢献して、しっかりとJ2に戻り、その中で積み上げたものを生かして、J1も狙えるようなクラブになっていけたらいいなと思います。

――高木選手、ありがとうございました!

<聞き手>・堤 三優菜(つつみ・みゆな)
<文・編集>・石川遼

 

<商品詳細>

 

現役時代は、恵まれた体格を生かしたポストプレーやヘディングを武器に得点を重ねたセンターフォワードで「アジアの大砲」と呼ばれ、ハンス・オフト監督政権下の日本代表におけるキーマンだった高木琢也監督。そこで高木親子の2人と大砲を組み合わせたデザインをイラストレーターのジェリー氏が書き下ろしました!

 

サイズ:S~XXLサイズ、価格:¥4,400(税込)

 

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今回の高木選手のインタビューで着用していたウェアなどはコチラにまとめて記載しております。